特等席はアナタの隣。
その日から度々その子は現れるようになり、勉強や読書、時には机に突っ伏して寝てたりと、いつの間にか彼女にとっても秘密の場所となっていた。


ま、俺の存在はバレてないようだし別にいいか…。


お気に入りの場所を取られた気分もしたが、俺のモンでもないし…。


バレるまではこの空間を共有しよう。



彼女は共有していることさえ気付いてないけど。


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