特等席はアナタの隣。
「じゃあね、黒崎君♪」
「また来るね〜」

チャイムが鳴り終わると、立花さんも自分の席に戻り、他の子たちもそれぞれの教室へ帰っていった。


「まったね〜♪♪」
ヒラヒラと手を振る裕太君に、

「お前も早く自分の席に帰れ。毎日邪魔なんだよ」
「まぁまぁ、お前を毎日助けてやってんじゃねーか♪」

バシバシと黒崎君の肩を叩きながら「助け船、助け船」とケラケラ笑う裕太君。



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