特等席はアナタの隣。
どうしたものか…。

「普通この状態で寝るか…?」

一応これでも男の部屋で2人きり。


…まったく意識されてないってことか?


はぁ、とため息をつき、机に突っ伏した状態だとツラいだろうとベッドに運ぶことにした。


膝の下に手を入れ、よいしょ、と抱える。

「……軽っ」


その柔らかな重さにドギマギしつつ、ソーッとベッドに降ろした。


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