特等席はアナタの隣。
麻美から逃れ、急いで図書館に向かう。

「遅くなっちゃった…!」

いつもより、かなり遅れてしまった。昨日、お弁当を作る約束をしたから、たぶん黒崎君は何も食べずに待ってると思う。


ハァハァと息切れしながら、図書館の扉を開けた。


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