特等席はアナタの隣。
お弁当を持って、黒崎君の向かいに座った。


「………で?」

射るような視線をこちらに向ける。
その無表情が美形さを際立てていることを黒崎君は気付いてるんだろうか。


「…で?とは…」
一体どうしたんだろ…?



その時、

ガタッと椅子を後ろに倒し、黒崎君が隣に来た。


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