特等席はアナタの隣。
一気に顔に熱が集まった。

黒崎君を見れば、裕太君を睨んでいた先程の顔とはうって変わって、とても穏やかな表情になっている。


それにまた恥ずかしくなる。


「いいところにいた…。揃ったところで、さ、教えてもらおうか」


裕太君が私たちの顔を見ながらニヤニヤしている。

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