特等席はアナタの隣。
「だって…。黒崎君すごくモテるし、告白も絶えないし、ファンクラブとかあって『みんなの黒崎君』だし…。バレたら大騒ぎで大変だよ…」


なんだそれ、と黒崎君は鼻で笑う。

「俺はお前のモンだ。…共有されるつもりはないんだけど?」


続けて黒崎君は言う。


「俺はバレても構わない。…むしろ見せつけてぇかも」


その言葉だけで嬉しかった。


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