特等席はアナタの隣。
「ごめん…ごめんね…和泉君」

ギュッと抱きついた。


「だから!怒ってねぇって!んな小せぇ男じゃねぇ」
笑いながら抱き締めかえしてくれる。


違うの…そうじゃないの…。
そう言いたかったけど、声が出なかった。


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