特等席はアナタの隣。
制服でギリギリ隠れる鎖骨の辺りで、和泉君がチュウっと吸い付いた。


「…ぃたっ…!」

小さな痛みが走り、慌てて和泉君を振り返る。


舌をペロッと舐めながらニヤリと妖艶に微笑む和泉君。

もしかしてっ……!!

「痕、つけたっ!?」


首元を見るけど自分からは見えない。



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