特等席はアナタの隣。
翌日、いつものように登校し、下駄箱で靴を履く。

はぁ…、和泉君に何て相談しようか…。切り出し方が分からない。

まぁ、お昼休憩までに考えればいいか…。

決心したものの、なかなか難しい…。ぐるぐると考えながら教室へと向かうが、何だかいつもと様子が違うことに気付いた。


な、何…?すごく視線を感じる…。
廊下を歩きながら、周りがチラチラと自分を見ているのが分かる。



何だか、イヤな予感がする…。
変な汗をかきながら教室へと近付いた時、怒声が響き渡った。



「お前ぇらふざけんじゃねぇ!!!!」


……この声。

和泉君っ!?


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