特等席はアナタの隣。
「よーし、二学期に入ったことだし、席替えするか!」

5限目、授業を中断して言った担任のその言葉に一瞬思考が停止した。



うそ…。この席が、唯一和泉君のそばにいられるのに…。


ただ1人呆然とする中、クラス中が賑やかに盛り上がっていた。


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