特等席はアナタの隣。
次の日の朝は、すんなりと自分の席に座れた。


…もう、麻美のところへ避難しなくてもいいんだ。
…少し寂しい。

席に着き、ボーっとする。麻美は今日休みなのか、まだ登校していない。



後ろから立花さん達の笑い声が聞こえる。
胸が潰れそうなほど苦しかったけど、和泉君の笑い声がないことが救いだった。


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