特等席はアナタの隣。
…何で?
その言葉がひたすら頭を駆け巡っていた。


私…そんなに取り返しのつかないことした?
結局信じてもらえなかったの…?信じるって言ってくれたのに、黒板の落書きを信じちゃったの…?


何でよ…なんでこんなことになるの?

悲しみと同時に、だんだん怒りが沸き起こってきた。

なんで何も言ってくれないの?ずっと避けるだけで…別れたいならそう言えばいいじゃない!!


気付けば和泉君の席に足が向かっていた。


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