特等席はアナタの隣。
その瞬間、ボンッと音が鳴る勢いで私の顔が赤く染まった。

そ、そんなにストレートに言われるなんて…。
…あ、頭がクラクラする。


赤い顔のまま何も言えないでいる私に和泉君は続けた。


「教室でモカにキレられて、マジで目が覚めた。…好きだって言われて嬉しかった」


少し笑って和泉君は言った。


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