特等席はアナタの隣。
「黒崎君、図書館からの帰り何かあったの?」
少し気になっていたことを聞いてみた。


「…なんで?」
少し間を空けて黒崎君が聞き返した。

「う〜ん、機嫌悪そうに見えたから。何か話しかけづらかったし」

思ったままを伝えると、黒崎君は、

「あぁ、ちょっと邪魔が入ってな」

と少し面倒くさそうに言った。


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