特等席はアナタの隣。
「じゃあ、私こっちだから」
バス通りを抜けたこの交差点で分かれる。


「家まで送ろうか?」
少し暗くなってきたせいか黒崎君が付いてこようとする。


「いいよいいよ!ほんとすぐ近くだから!お兄さんに早くご飯持って帰ってあげて?」


「そうか…?じゃあ気を付けろよ」

「うん、ありがとう。今日はほんと黒崎君とは偶然ばっかりだったね」

「そうだな」


2人で笑って「また明日」とお互い分かれた。


< 50 / 412 >

この作品をシェア

pagetop