特等席はアナタの隣。
「お前は?何か得意なことあんの?」


なっ…!失礼な!
「まるで私が何も出来ない子みたいじゃない!」
…まぁ、それに近いものはあるけど。

「こう見えても料理だけは上手なんだよ!!」
ちょっとムキになって言う。地味だがこれでも家庭科部の部長だ。


「マジ?俺料理は全然しねぇな」


「あ、出来ないこと1つ発見!」
得意気に笑い言ってみた。



「お前ホントにできんのかよ。じゃあ今度何か食わせてよ」

と、ニヤッと笑いながら黒崎君が言った。


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