特等席はアナタの隣。
裕太君で思い出した。

「そういえば大丈夫なの?私と歩いてるところ見られたって…。黒崎君ちゃんと否定しないから皆彼女じゃないかって躍起になってるよ」

「あぁ、そんなこともあったな…」
全然気にしてない様子。

「もぅ、バレたら大変だよ〜。私だって気付かれなくてよかったよ…」

ホッとしながら言うと、


「…なんで?」
真顔で返される。


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