イケメン霊感転校生とナツの恋
先輩たちは、
驚いたようにこちらを見たが、
すぐに睨むような表情に変わる。


ァタシも、ホントは
足がガクガクしてしょーがなかった。


――ダイジョブ、ダイジョブ、ダイジョブ……


ココロの中でオマジナイのように唱えて、
彼らを《ジッ》と見た。


にらみ合った時間は、
ほんの一瞬だったのかも知れない。


けど、ァタシには10分にも20分にも感じた。
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