イケメン霊感転校生とナツの恋
「モシモシ、ナツ???……」


ケータイからは、
場違いにフツーの声が聞こえてた。


「まちがえちゃった。
 ナンでもないョ」


ァタシは、
カーサンに心で謝りながらケータイを切る。


「今のって……」


「ナンかとっさにイエに電話しちった……」


「あはっ!」


エリは泣きそうな笑顔になった。

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