イケメン霊感転校生とナツの恋
「おい、あれ!」


ブルーの叫び声でァタシは我にかえった。


見ると、
さっき動かそうとした石が割れて、
持ち上がってた。


その大きさは、
2人で動かそうとしたのが
バカみたいと思えるような大きさで、
4人ががりでも割れた半分を
持てるかどうかという大きさだった。


カミナリはもう遠ざかっていたが、
まだ雨は降りつづいてて、
何より、
さっき火を噴いた木が周りにも引火して、
燃え広がりつつあった。


ブルーはフラフラと石の近くに行こうとした。

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