イケメン霊感転校生とナツの恋
「あの日、
 あの石の下に封じられてた龍の力が、
 オレとナツに乗り移ったのさ。
 ナツは気づいてないみたいだけど、
 ふたりで力を合わせると、
 スゴいことができるゼ」


ァタシは目の前にヒトが倒れてるのに、
夢とも妄想ともつかないコトを
言ってるブルーが信じられなかった。


「何言ってるンですか。
 救急車呼ばなきゃ……、あれ???」


ァタシはケータイを取り出したが、
画面が真っ暗なまま、
いくらやっても電源が入らない。


「カミナリで壊れちゃったんだろ」


ブルーは暢気に笑ってる。
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