イケメン霊感転校生とナツの恋
いつの間にかあの日みたいな
大粒の雨が降り出してる。


倒れてた先輩たちは、
集まってきたヒトたちに助け起こされて、
意識は取り戻してるみたいだった。


「またあの山に行ってみない?」


ブルーはァタシの手を取った。


前のブルーは不器用な印象があったが、
今はいっぱしのイケメンで、
身のこなしも優雅だ。


――でも、何か違う!


ァタシはその手を振りほどいた。
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