イケメン霊感転校生とナツの恋
「足をつかまれてるんだ!
 ああー、引き込まれる……」


ブルーはァタシにしがみついてくる。


溺れてるヒトみたいに、
自分が助かりたいっていうより、
引きずり込もうとしてるみたいで
怖くなる……。


「ダイジョブです!
 ァタシを、
 ァタシを信じて下さい!!!」


ブルーが声を上げて錯乱しているので、
ァタシは大声をだした。


自分でもびっくりするくらい、
声が洞窟に響いた。
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