はあとがふたつ。
知らなかった。智也がそんな事をしていたなんて。
始業式が終わったンかして、廊下がざわついていた。先生がきた。
「なんだこれはッ!?」
「先生。」
美稀はほっとした。
「救急車を呼べ!!事情はあとで聞く。」
真彦も実は足にガラスがささっていた。

5分ほどで、救急車はきて、2人は病院に運ばれた。
「美稀?」
美帆とえりかがきた。
「何があったの?」
「どぅしたの?」
何があったなんて、口に出せる訳ナイ。でも、何もなかったなんて、言える訳もない。
「アヤッ!」
アヤが後ろから歩いてきた。
「私、全部聞いちゃったし、見ちゃった。美稀がおいかけて、こなかったから、又、そのあと、戻ってきたんだけど、美稀の横に行きずらくて…」
「アヤ…うぇ‐ン(泣)」 美稀は涙が大量に出てアヤに抱きついた。
アヤも一緒に泣いた。
「私たちっていつもこうだよね。」
「うん。」
美稀とアヤは物事を知ってるカラ先生に呼ばれた。
2人は全部説明した。
智也と真彦は当分学校に来れないと、病院から電話があったらしい。


帰り道、アヤと公園のブランコにのり、色いろ考えた。
「私たち、お見舞いとかいけないよね。ってか好きぢゃ無いンでしょ?私の事。」
あやは呟いた。
「もぉ別れよう?」
美稀は結末を告げた。
「うん。」
アヤも納得したのか、うなずいた。


美稀とアヤの恋はこの日を境に終わった。
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