はあとがふたつ。

と言った。




美稀は彼女なのに、なぜか、オーラ？熱意？に負けたよぉに呆然とした。


すると、アヤがさなえの所に行った。
「智也は、美稀と付き合ってるんだから、かっこイイなんて、言っても無駄よッ」

「何あんた？」

「……智也の彼女の親友！」
「今井くんの彼女とかなんだか、知らんｹﾄﾞあたしは負けないから」

さなえは美稀の方を向き、さっきとはまったく違う声で言ってきた。
美稀はライバルになんて、勝てる勇気がなく、下にへばりついていた。



「美稀？」
ゴールして、戻ってきた、智也がみきの顔をのぞきこむ。
「どぉしたんだよ？」

さなえは智也に気付き、近寄ってきた。

「今井くんお疲れ様。」
さなえは目をハートにして、言った。
「おぉ！うん？！誰？」
最初智也は、適当に返事をし、その後の言葉が美稀にはうれしかった。

さなえの事を知らなかったという事が。


「私、４組のさなえです」
さなえはそのまま、答えた。

おいおいッ！まだいく気かって感じ。

智也は無視して、美稀の手を握り、立ち上がらした。

「ありがと」

美稀は照れながら言った。
さなえはプンとして、消えていった。

そして、クラスリレーはもちろん、１位におさまり、退場した。