はあとがふたつ。
ありがとッ
「…」
竜生まで、だまりこんだ。
「で、デモ大丈夫」

「ンなわけねェだろ?フラれて、泣いてんのにほっとけねェって!」

竜生は優しくしてくれて、美稀はちょっとは落ち着き、又授業が始まった。

「先生!俺、席移動してイイ??」

竜生はそれを言ってすぐに美稀の横にきた。

「よッ!」

「なんできたの?」

「お前のため!」

私!?ってか、今までもなんとなく、塾の友達だったケド、この関係は何なのォォ?

授業中……

「おい、ここって何になった?」

「えェ!!13だと思うよッ!」

「はぁなんねぇしッ!」
「なるってばぁ!」

2人ダケの世界に入ってしまい、先生に怒られた。
「お前達、うるさいゾ」
「はぁい。すいません。」「はぁい。すいません。」
2人は同時にあやまった。で、顔をあわせ、笑った。


あっと言うまに、授業は終わり、出口を出た時に、竜生が手をふってきたから、美稀もした。

「ばいばいッ」


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