はあとがふたつ。
「そっか。お前が決めたンやったらしゃあナイな。」


曳いてる最中に美稀は智也を呼び出して、言った。 智也はうけいれてくれた。



「ほんまにゴメンな」


美稀は涙が出た。


「泣くなって!普通は俺が泣く方やと思うンやけど」


「そやなァ」


美稀は泣きながら笑った。


「ほんぢゃ、俺戻るわな。お前ははよ、そいつのトコ行きィ!あっその前に携帯貸して!」


美稀は貸した。

智也は何かしている。


「俺のン、電話帳から消すなァ!」


智也はそう言って消した。


「ほな!」


智也は美稀に携帯を返して、戻って行った。


美稀は智也の事が真剣に好きになった時の事を思い出す。



智也達と花火を見に行ったトキ、バイバイしたのに、又家に来て、智也は美稀に告った。


それが美稀の人生初の恋やったなぁ。




美稀はおお泣きしながら、竜生のいる、葛城町に向かった。



葛城町までにオークワがある。美稀はそこのトイレで顔を洗って化粧をやり直すために向かった。


智也と本当に最後の別れ。


オークワの入り口についた。









竜生…
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