電波ヒーロー


はぁ、とため息をつきながら、携帯をテーブルの上において立ち上がる。


…何だかお腹がすいてきた。

こんなに悩んでるときでも、普通にお腹がすく自分に苦笑した。




『ピンポーン』


立ち上がって夕飯の用意をしようとしたとき、玄関のチャイムが鳴った。




「はーい…」


相手を確認せずにガチャっとドアを開けると、ドアを掴まれてぐいっと一気に開かれて、ドアノブを掴んでいた私は体のバランスを少し崩した。


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