電波ヒーロー


「あ、それって秋月伶が表紙のやつでしょ」

「!!!」


いつも通り1番に出勤して、時間があったのでこの前なんとなく目について買ってしまった、伶さんが表紙の雑誌を見ていたときだった。

後ろからした声に過剰反応した。


…いつもなら全然反応しない私が反応を見せたせいか、声をかけた張本人である友人の茉莉は驚いた表情を浮かべていた。




「由佳、芸能人に興味無いのに珍しいね」

「…ちょっと、ね」


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