電波ヒーロー


ふぅ、と息を吐くと、マシンガントークを繰り広げていた茉莉が、ぴたりと固まった。




「…? 茉莉?」

「そういえばさぁ、秋月伶といえば、昨日のラジオで意味深なこと言ってたんだよね。」


思い出したように言う茉莉に、

『昨日』という言葉に、


心臓がどくん、とはねた。


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