電波ヒーロー


そういうとぎゅっと私を引き寄せて、胸に顔をうずめられた。

…って、おい!




「伶、ちょ、離して?」

「やだね。」

「やだって、ちょっ、…っ、」

「由佳がカワイイ顔して俺のこと見てるんだもん、眠気とか飛んで別の「朝から盛るなぁっ!!!」


ぺちん、と良い音がした。

私が伶の綺麗な顔を平手打ちした音であることは言うまでもない。


…まったく。


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