電波ヒーロー


「…誰にも邪魔されないところ。」

「いいよ、じゃあご飯食べたら行こっか。」


半分冗談で、半分本気の言葉だった。


正直、私は伶といれればどこでもいいのだけれど。

でも、伶が誰かにバレたら大変だし。

バレて囲まれてるのなんて見たくないし。




「…うん。」


にこにこしながら言う伶に、どこに連れて行ってくれるのだろうかと期待を膨らませた。


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