お気に入りの場所で
「晋弥さん、誤解ですよあれは、私のお兄ちゃんですよ」

『はぁ?お兄…ちゃん』
「はい、たまたま帰る途中であって、彼女と待ち合わせまで時間あるから一緒にお茶飲んでただけですよ」


『…そうやったんや…』
「それが?」

『いや…あの…その…』
「ん?」

『…誤解しててん…雅ちゃんの彼氏やって…ちゃんと彼氏おったんやって…』

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