戦国の世で  風林火山と共に
「ほんなら、一旦終わらせよか?


もう太陽があんなに高いし

卯の刻も回ったやろ!


出発準備しときぃや?」



紅葉に言われて見上げた空は

雲ひとつない晴天だった。


さっきまでの薄暗さは

いつの間にか消えていた。



それにしても・・・卯の刻って・・・

ちゃんと勉強しなかったからな。


わかんねーや。


ずっとこの単位で言われるんだと思うと

なんとなくうんざりだ。
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