キミのことが好きでした
もう以前と同じように
一緒に徹夜で勉強することは
できません
キミにはタツがいるからと
僕なりに気も使っていたし
キミだって
行動を控えていたはずです
でもやっぱり
キミのことは心配でした
僕にだって
今以上の勉強が必要だったし
「引退試合終わったら
一緒に図書館通う?」
「引退試合?出れんの?」
「…わからんけど」
僕のあいまいな返事に
キミはかすかに笑いました
「応援行くわ」
勉強を教えてもらう
ただのお礼だと付け加えて