キミのことが好きでした


僕はあの試合が

全て自分の成果なのだと
満足していました

やればできるんだと

自分を誇らしく
思ってました

でも本当は
違っていたのです



部室に戻った下足箱

小さなお守りを
見つけました

それはキミが
僕の試合の日を知らないまま

その日の朝に
置いていったものでした



『試合、いつか知らんけど
これで頑張ってな
ファイトやで、めがっち!』





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