キミのことが好きでした
図書館での勉強も
約束通りできなくて
キミはちゃんと
一人でやれていたでしょうか
それともタツに
頼っていたでしょうか
休み明けのテストも
いい結果が
得られなかったキミは
進路調査のために
何度か先生に呼ばれていました
きっと家でも
居辛い時間を
過ごしていたと思います
みんな同じでした
ラクができる友達など
一人もいませんでした
僕だって
苛立つ日々から
逃げたくて
気晴らしに出掛けた
夜の散歩道
僕は偶然
キミの家出と
鉢合わせしてしまいました