キミのことが好きでした


僕とキミは
オレンジに点った街灯の下で

おまわりさんに
補導されました

ほんのしばらくだけど
自由な世界で深呼吸した僕ら

もっと怖がっていい
はずなのに

二人で顔を合わせれば

どこからともなく
笑みがこぼれました



変だということは
わかってます

ダメだということも
ちゃんと知ってます

でも僕は
不思議と嬉しかったのです

キミとわかり合えた
短い時間が

永遠に続けばいいのにと
思ったほどに

この瞬間を

胸に残したいと
感じていました





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