キミのことが好きでした



家も近くて

小さい頃から
同級生だった僕らは

学校に行く時も
部活から帰る時も

ずっとずっと
一緒でした



でも

幼なじみという言葉が
年頃の時期には恥ずかしくて

なるべく隣を
歩かないようにと

気づかっていたことを
覚えています



「ちょっと!そんなに離れたら
話聞こえるわけないやんっ」

「…いいんだって」



キミにしてみれば

どうってこともない
ことだったのかな




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