キミのことが好きでした
僕はこの日まで
どれくらいのことに
挑戦できたでしょう
「めがっち、これあげるな」
後輩からもらった
花束を抱えて
キミは襟元につけていた
リボンを外すと
それを僕の手首に
そっと結んでくれました
「……うちな、今日のうちに
ここ出発するから
今までありがとう、めがっち」
上手く言えなくても
いいんだって
返事なんて
いらないんだって
ただ
僕の方が
ありがとうと
キミに
伝えたくて