キミのことが好きでした
早めに咲いた桜が
ライトアップされた夜空に
ちらちら舞って
キミのいる駅までの道が
とても華やかに見えました
必死に走る僕の顔に
思い出の重なった光が
流れていきます
一緒に歩いた堤防沿い
綺麗な花を発見した
線路の端
競争すればいつも
僕が負けていた歩道橋
どこを通っても
キミの笑った顔が浮かんで
キミが僕を呼ぶ声が
微かに聞こえました
こんな僕だけど
本当は
ずっとずっと
キミの側にいたかったのです