キミのことが好きでした




「もしかして昔あの子に
制服のリボンくれた子?」




時間は誰かのために
待つということはしません

もちろん戻すことだって
できるわけもありません



でもそのおかげで

僕らは今という時間を

大切にしなければならないと
感じることができます



「ちょうど今からあの子のところへ
行こうとしてたのよ」

「あ、うちも!
…一緒に行ってもいいですか」

「どうぞ。きっと喜ぶわ」



僕があの頃
抱えていた気持ちも

キミがタツを
想っていた気持ちも



もちろん大切な

一瞬一瞬の光でした





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