キミのことが好きでした



ねぇキミは

僕の名前を
ちゃんと覚えていますか



「あのな、めがっち…
あ、そういえばもうメガネ
外してたんやな」



あれは事故の時に
割れました



「そやそや
めがねっちじゃないわ
えっと……なんやったっけ」



ええっ!?



「あはは、冗談やって
ハヤテやろ
ちゃんと知ってるわ」



良かった…

忘れられてたら
生きる気力も失いそうです



「でも早よ起きんと
たぶん忘れるわ…」



そうやって
僕をからかうのは

変わっていないんですね







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