キミのことが好きでした




「うち…タツに告られた」



その横顔に

悔しいくらい
ドキドキさせられました



あんなキミでも
こんな表情を見せるのかと

そうさせたタツに
嫉妬してました



「付き合うの…?」



僕が何を願っていたのか

照れくさくて
情けなくて

だから

とても口には出せないけど



「うん」



耳に響いたあの声は
今でも遠く残っています



そしてあの時から

僕の切ない日々は
始まりました





< 8 / 70 >

この作品をシェア

pagetop