俺様モデルvs姫様モデル
「カリファ、亮輔は今どんな感じ?」


「今、ココロが折れてる状態です。瑠羽様」


「ふぅん・・・そうなの。愛莉って奴にはちゃんと送り込んだ?」


「はい。滞りなく。」


「そう・・・いい子ね、カリファは」


「ありがたきお言葉。帰国した甲斐があったと今、実感いたしました」


「ふふふ。・・・それはそうと、レオンの奴は何をやってるの!?ひとつも報告しないで・・・」


「レオンは・・・気まぐれなので・・・すいません、身内が・・・」


「まぁ・・・いいわ。今は愛莉って奴はいいの。今は亮輔に集中しなさい。監視もちゃんとするのよ」


「はい。かしこまりました」


「失礼いたします」


「あら、亜莉沙じゃない。あなたのおかげで愛莉と亮輔を引き離す鍵ができたのよ。ありがとね亜莉沙。」


「いえ、瑠羽様のためですから」


「亜莉沙は女優になればいいんじゃない?台詞も自分で考えたんでしょ?」


「はい。まさか窓ガラスを損傷させるなんて・・・思ってもいませんでしたけれど」


「あれは傑作だったわ。」


「そうですわね・・・。私は今後どのように?」


「そうね・・・愛莉に会う度に挨拶とか交わしなさい。その台詞を意識させるのよ」


「はい。かしこまりました」


「ホワブラ大作戦は続くのよ」




俺たちがいないところで



こんな会話がされていたなんて



知りもせず



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