俺様モデルvs姫様モデル
こいつ・・・愛莉にそっくりなわけがなかった



愛莉にそっくりならとっくに記事になってるはずだったから




「・・・ッ亮輔ッ・・・気づいてたの!?」


「今さっき。お前が俺にキスしようとしたときわかったんだよ。」


「・・・ッ」





ポタッ・・・ポタッ



いろんな色の水が長瀬の顔からこぼれ落ちる




こいつは




「お前は愛莉とはにてねぇ」




・・・



特殊なメイクで愛莉の顔をつくってたんだ



コイツは・・・



誰がどうみてもにてねぇ顔





パシャッ



「・・・何したの?」


「写メ撮っただけ。悪い?愛莉と俺に干渉しねぇって誓え、じゃねぇと・・・カリファやレオとかにこの顔、バラすぞ?」


「ッ」


「その様子じゃ・・・教えてねぇんだな?カリファたちに・・・」


「・・・やめ・・・て・・・・・・あたし・・・Aiに・・・なりたかっただけ・・・なの・・・あたし・・・ブスだし・・・・・・彼氏いたことないし・・・・・・・・Aiになりたかったの・・・だから・・・・・・・・・亮輔と・・・愛莉を離して・・・あたしのものにすれば・・・Aiになれると想ったの・・・・・・いや・・・。自分・・・・・・の顔・・・嫌いなの・・・・・・誰にも見せたくない・・・・・・・・・・・・」




ガタガタと肩を震えさせる長瀬



これは…こいつの唯一の弱点か



「じゃあやめろ、わかったな?」


「・・・はい・・・」



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