スマイルジャンキー。
「ちょっと待ってね。」


あたしの脳は人の名前を覚えるのが苦手だ。


「同じクラスじゃん!!」


その男の子は言った。


「あっ!?」


「思い出した??」


思い出した!!


「大谷でしょ!!下の名前は・・・。」


「名前はレイ。」


「そーなんだー。」


ココであたしは大谷の事をよく観察してみる。


目はクリっとした二重。


唇はプルプル。


すっと通った鼻。


ちょっとはねている茶色い髪の毛。


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