天然彼女は堪りません!
「隠し事、まじ反対」
「怜奈は今のままがいいの」
「何それっ?意味解んない」
「それより、寛は好きな子出来たでしょ」
美里は高梨に聞いた。
「ぶっ、いきなり話題変えて、しかも何だよ。その質問?」
ジュースを噴出しながら、慌てて高梨が答えた。
「多分、私、解かる気がする」
「美里、しゃべんなよ」
「大丈夫よ。自分で告白したいでしょ」
見る見る高梨は、顔が赤くなった。
「ねぇ、お願い。さっきから、話が全然見えない。放置しないで混ぜてよ。
高梨、好きな子いるの?」
なんだろう。胸がもやもやする。
「美里、覚えてろよ」
と言って、帰ろうとする高梨に美里が、