風とウルフと忘れた過去

ん…う~ん


目を開けなくても瞼の外から眩しさが伝わる。
今日は土曜日だからお休みだ…とりあえず起きようと思いモゾモゾ動く。

『もう朝か…』

うっすら目を開け眩しさにまた目を瞑る。

『朝?…朝ぁ!?』

ガバっ!!

目を思いっきり開けて起き上がると家の布団の中だった。

窓が開いていて風がそよそよと頬を撫でる。
『あれ?神社や風雅たちは…夢?』


くすくす…


風に混じって笑い声が聞こえた。


いつでも待ってるぞ。また来い…


たしかにそう聞こえた。
俺は確信して
『また行く』
と笑って答えた。
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